麺房亭のマスタのblog。
ここを読んでていると、旬の物、手間ひまかけた物を食べられることは
幸せだなぁと思う。ただ残念なのは、それはちょいとスペシャルなこと。
簡単には手に入らないのだ。
最近は、Sicomaticを購入したこともあり、野菜そのものを味わうよう
なメニューが増えたけれど、それでも熱心に取り組まない限り難しいこ
とは多い。
さて、1日土曜日に、マスタに「どれが一番おいしかった?」ときかれ、
筍の漬け物と肉厚のわかめ、新鮮なトマト、水菜、からし菜のサラダが
とにかく美味しくて、というか食べた事が無いというのもあり、すごく
美味しかったので、そのままを伝えた。
もちろん、全部美味しかったのだ。
でも、朝掘りなのだから筍そのものが美味しいのは当然で、調理、料理
という意味では、ぐっときたのが、漬け物だったのだ…。
そしたら、マスタはちょっと不満気な^^;;;
マスタのblog (5/3のこと)
調理したおいしいものは、たいていのところで、それなりにお金を払え
ば食べられる。普通に美味しいのは、とても大事なことだったりする。
でも、まともなものを食べられるところは少ない。
安心安全、有機栽培の…などなどいろいろとその手のものはあるけれど、
今朝、採った新鮮なものは、よほどお店を選ばないとでてこない。
もちろん、平均的な世帯収入の家庭を相手にしたスーパーにも、ほとん
どでてこない。
さらに言えば、新鮮なものは間違いなく美味しいけれど、新鮮なだけで
美味しいのであれば、漁港周辺の寿司屋はみなすばらしく美味しいはず。
(といっていたのは、すきやばし次郎の隆二氏の言葉)
素材の美味しさを、きちんと形にしてくれるのは、料理人の頭と腕なの
だと思うわけです。
麺房亭は、その満足を間違いなく与えてくれるお店だと思う。
確かに値段だけみればお世辞にもリーズナブル、とは言えないし、ふたり
でいくと、一品の量が多いこともあり大満足は少し難しい。(中華料理の
イメージね)。
それから、ゴルゴンゾーラのフェトチーネのように、残念ながら好きでは
なくなってしまったものもある。
味の好みは、塩加減ひとつとっても「個人の問題」なのだからどうしよう
もないことだものね 。
でも、自分で手に入れて、それをきちんと調理するのはかなり大変なもの
をおいしく食べさせてくれる貴重なお店だと思うのだ。
そこに幸せを感じない人たちには、美味しくても、値段の高い、頑固で
怖そうなおやじ(失礼^^;)のいる「評判ほどではない」店に感じるのかもし
れない。
そういうものを求めていないのなら、残念ながら幸せにしてくれるお店で
はない。
さて、
某食べログに、けっこうひどいことが書かれていて、マスタはちょっと
へこんでいた。たしかにひどい。
でもね、わたしが一番に言いたいのは「気にしない」ですよ。
どんなことであれ、その書いた人にとり真実なのだから、それは仕方の
ないこと。マスタの笑い方を「豪快」だと感じる人も、「うるさい」と
思うひともいるのだ。
でも、それがマスタのスタイルならばそれでいいじゃないですか。
お客が店を選ぶのと同じように、店も客を選べばいいのです。
どんなジャンルにも、批判的、否定的なことを書くことが、エラいのだ
と勘違いしているひとはわりとたくさんいて、得てしてそういうひとた
ちの方が声が大きい。(実際に大声なわけではないが、よく目にする)
みんなもっと単純に楽しもうよ?と思うのだけど、なかなかそうはでき
ないらしいです。残念なことに。
お店の評価には、 期待や、支払った金額や、どんな状況でそのお店に
いったのかなどなど、いろんな要因も影響すると思う。
TVや雑誌で取り上げられていたり行列の途切れないようなお店だと、
「みんなが言うほど、特別に美味しいわけじゃないね。」となったり、
なんの予備知識もなく「ここはどうかしら?」と適当に入った店が予想
以上においしかったりすると、また来るか、という気になる。
そんなわけで
「まともなうまいもの」をだしてくれる麺房亭はエラいのだ。
とここで書いてもしょーがないか…。
飲食店に限らず、何かを作ることに関しては、一貫したポリシーを持っていることが大切だと思います。
返信削除麺房亭はそういう店ですよね。
そのポリシーが気に入らない人が批判するのは、気にしない方がいいですね。
そうなんです。
返信削除創りだすことは困難だけど、だめだしするのはとても簡単。
愛のあるだめだしならともかく、悪意しか感じられないようなものも多いですからね。
近々、ちょいとめげていたマスタを、
励ましにいきましょう♪