8.02.2009

玉原合宿2日目 午後編

わたくし、17歳の時に数学を捨てました。
高校生の時は、物理、生物でそれ以降、いわゆる理系といわれる科目は
まったくやっていません。

それがなぜか、このようなタイトルのこのような場所にいる不思議。

… … …

よくよく考えてみれば、不思議ではないですね。

学校でのお勉強は、テストのための勉強という意識でいたし、
なによりも「学校で勉強しなければいけない学科」という押しつけられ感が
めいっぱいなわけだし、自分は子供だし。

夜は時間がいっぱいあるので、数学者の先生方とたくさんお話をし、
わたしが数学が苦手になった理由がなんとなくわかった気がしました。

今まで忘れていたのだけれど、わたしがついていけなくなったのは、
おそらく関数のあたりからで、あの怪しい記号に理解がおいついていけなく
なったのだと思います。

数学は積み上げの学問なので、こうして一か所が欠けると、そこを埋めない
限り延々とついていけなくなるので、そうして高校2年のときに、二度と数学は
やるまい、と決心しました(だと思う)

法政大学 桂先生は、代数幾何符号の理論というタイトルでアフィン空間の
お話をされました。講義だとすれば、普通に1年はかかるものらしいのですが、
それを、60分にまとめたものでした。
当然のことながら、理解はできないけれど、初めて数学は楽しいと思った!

数学はある仮定を立てて、その条件下において正しいことが証明できれば、
それでいい学問だとういうことを初めて理解しました^^;
#この大前提の意味がわからなくて、それを、誰もわたしの理解できる言葉で
#教えてくれなかった、と思います。
#「理解しようとする」情熱がなかったのが、すべての敗因でしょうね^^;


この業界に就職して10数年経ちますが、まわりには理系の、濃い、ひとが
とても多く、それなりに免疫はあるつもりでした。

当たり前のことだけれど、対象が仕事と研究ではまったく違うし、
工学と数学でも、これほど違うのか、という感じでした。

「論理を発見し、それを証明すること」なんですね。


ランチのあと、午後のセッションの前に玉原湿原を散策してきました。
というには、かなりさくさくと歩いてしまいましたが、
玉原湿原は小尾瀬(こおぜ)といわれているそうです。

当たり前のように、飲みになり、カラオケセットがこわれたので、
PC用通信カラオケをひっぱってきて、もう03:00、というところまで
みなさん盛り上がっていました。

たばこを吸いに、外にでたら、
満天の星空。

セミナーハウスの明かりが薄くなるところまで、少し歩いて、
15分くらい、星空を見上げていました。
あまりにもたくさん星がありすぎて、星座なんてわからないし、
細かい点が星なのか、目の錯覚なのか、とわからなくなるくらいの、
完璧な夜空でした。
ペルセウス座流星群にはまだ早いけれど、たくさんの星が流れていました。

0 件のコメント: