例年、初詣の参拝客も落ち着いた頃に鎌倉の瘡守稲荷にご挨拶に行く。
ここは、数年前にオット母の病気が見つかった時に探していて知った。
賽銭箱の奥の扉を開けて中に入ると、中には祭壇と、薬王経石が置いて
ある。薬王経石は、悪いところをぐるぐるとなでる石。
そしてお茶の支度。
ここに文字通り藁にもすがる気持ちで来たひとたちの話相手をしている
おばさまがいる。関係者の当番とか常駐とかそういうわけではなさそう
なので、多分、ボランティア精神に溢れる話好きなひとたちがきている
のだと思う。
タイミングが良いと隣の上行寺のお坊さまがいらっしゃる。
オットの母も、5年以上たって再発していない。
てるさんも、2回の手術を乗り越え、最期は腎臓の機能低下だった。
薬王経石の力が届きますようにと、ぐるぐると念入りになでてきた。
ここはご利益あるのよ。このお稲荷様は力強いの。
だいじょうぶ。
珍しく誰もいないお堂を後にして、
なかむら庵でおそばを食べて、
一服できるところを探しながら、小町通にいき、
もしかしたらとミカドコーヒーにいったら、分煙、テラス席は喫煙OK
だった。ひさしぶりにモカソフトを堪能する。
鶴岡八幡宮の池には、蓮が、大きな葉を広げ、これまた大きな花とつぼ
みが、見渡す限り広がっていた。
わたしの中の池のイメージは、冬のどんよりした水面と、わずかな日差
しで甲羅干しをする亀の姿だっただけに、緑はとてもまぶしく感じた。
数年前に倒れた大銀杏は、既に切られ、網で囲われていた。
切り株から細い枝が何本もでていて、大切に育てられて、またいつか、
鎌倉を守るご神木に育つでしょう。
そのころの鎌倉は、横浜は、日本は、世界は、 一体どんな様子になって
いるのか。
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