7.31.2011

映画[座頭市 THE LAST][第9地区][プロジェクトA]

[プロジェクトA]
1983年。

今までに、何回みたかなぁ。
時計台からの落下シーンで怪我をしたのは有名な話。
アクションも盛りだくさんで、ジャッキーの魅力満載な作品だと思う。


[第9地区]
2009年

DVDのパッケージ画像がUFOだったので、エイリアンものだとは思って
いたけれど、見始めてびっくり。
こんな話だったんだ!(またかっ^^;)


近年、スウェーデンでの、移民による犯罪の増加や、福祉制度の崩壊危
機の一因となっているという記事を見たばかりで、日本でも在日問題や
中国人の犯罪など他人事ではないと思っていただけに、
この映画にはそんなメッセージもあるのか?なんて考えながら見ていた。

特典の未公開映像は、舞台の南アフリカ共和国のひとの話が多かった。


こんなこともあって、ぐるぐると考えていたわけだけど、 それは深読み
し過ぎか。



[座頭市 THE LAST]
2010年
阪本順治監督

慎吾くんのいっつぁん。

昭和は勝新太郎氏であり、平成は北野武氏なんだけど、慎吾くんファン
としては、慎吾くんがどれくらいがんばっているか、公開時にちょっと
見たいと思っていた。

両さんとか、にんにんとか、いろいろと脳裏をかすめるが、そういうの
をぶんぶん振り切って。

信吾くんの、1年以上かけて訓練した殺陣も悪くない。
役作りのために盲人会にも参加したらしい。

実は、もっとへろんへろんなものを想像していたのだ。

よくがんばったと思う。正直ほっとした。 とわたしがいうのも変だけど。
 
キャストは最近の邦画としては豪華なのだと思う。
冒頭数十分で死んでしまう、いっつぁんの妻、タネ役の石原さとみさんも
けっこう乱暴な使い方だとは思ったけれど、

瞬間しかでてこない旅の博徒に中村勘三郎氏、トータル15分程度の出番
の医者に原田芳雄氏、後半のほんの10分で切られる役人に柴俊夫氏。


このクラスの役者がしっかりと要所要所を押さえてくれていることで、
浮ついた雰囲気にもならずにまともな映画にとどめていてくれているの
だと思う。

そして、お世話になる百姓一家は、反町隆史氏と倍賞千恵子さんと子供
店長。 ヤクザの親分は、仲代達矢氏と岩城滉一氏、代貸の女房に工藤夕
貴さん、と、人選も悪くないし、役者にお金をかけているなぁ、と。


しかし、
しかし、

演出もカメラも脚本も、かなり残念だった。

この監督の作品は初めて見たけれど、ぜんぶ、こんななのかなぁ?
敢えて、みんなが知っている座頭市だからこんな風に作ったのかな。

オットは「200円返せ!」とまで言っていたし^^;
(レンタル5枚で1000円だからね)
慎吾くんが、頑張ってた分、余計に気の毒だと。

京極堂シリーズが映画化された時に、ダメっぷりを確認しに見に行った
けれど、そんなつもりで見ていたので、
「でも、まぁ、慎吾くんが頑張っていたから良かったよ」
と言ったら、
「その、学級会みたいな感想はなぁに?」と笑われた^^;

そして、この映画で初めて動く姿をみた高岡蒼甫氏。
宮崎あおいちゃんの結婚相手で名前をみたのが初めてだった。
日本の芸能界だけではなく、活動する場はたくさんあるはず。
がんばってほしい。

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