8.13.2011

ニンジンジュースと酵素の謎

とあるきっかけで、朝ご飯の代わりにニンジンジュースを飲むのが良い
と知り、ちょっくら試してみるかとぐぐるさまにおたずねした。

基本のレシピは、にんじんとリンゴとレモンなどのビタミンCもの。
生食するにんじんには、ビタミンCの働きを弱めるアスコルビナーゼと
いう酵素があるので、そのためにビタミンCを追加するのが必須だとか。


ほんとうは無農薬で表面を剥かずに使うのがいいらしいのだけど、近所
のスーパーには低農薬なものがせいいっぱい。さらに、なるべく西の方
のというと絶望的。リンゴも今の時期は、低温貯蔵されたもの。国産レ
モンも見当たらなかったので、ポッカのレモン果汁で代用。


長さ15cm、中くらいの太さのにんじん2本と、リンゴ1本。

しかし、うちにはジューサーはない。
ずいぶん昔に買ったT-Falのロンドバイタミンというのしかない。
大量のタマネギのみじん切りとか、 お正月の伊達巻き用海老にすり身
作りとか、出番はそれほど多くはないけどたまに使うと重宝するもの。

ないものは仕方ないのでなるべく細かくして手ぬぐいでしぼってみた。

半信半疑のオットに飲ませてみて、びっくり。
ちょっと、おいしいじゃないですか!

にんじんと言えば、OISXが、サービスを始めた初期の頃にお試しで野
菜をかったら、そのにんじんがあまりにも美味しくて、衝撃的だったっ
け。でも、その後、あちこちに広告を打ち販路拡大を始めたら、こんな
美味しいものには出会えなくなってしまった。数打てばあたるのかもし
れないけれど、そこまではちょっと、ね。

と、話はそれたが、それくらい、びっくりするくらい美味しかった。
期待していなかったスーパーのにんじんなのに。


これならと、ジューサー探し。

材料を小さく切らないと入らないとか、かすがすぐに溜まってしまい、
一度に少量のジュースしかできないとか、いろんな癖があるのね。

あちこちのレビューやblogや掲示板などを見ていると、やたらとひっか
かってくるのが、低速ジューサーというもの。


生の野菜をとるメリットは、野菜に含まれている酵素を積極的に接種す
ること。しかし酵素は高温で壊れてしまいます。
せっかくのニンジンジュースも、高速カッターのジューサーで作ったら、
カッターの摩擦熱で栄養素が損なわれます。
だから、低速ジューサーを使いましょう!

…。
ふーん、そうなんだ。
そういう説があるんだ。どうせなら良いものを飲んだ方がいいものね。

アメリカの、Norwalkという会社の製品があるけれど、これはゲルソン
先生の教えを実践するヘビーユーザ向けの製品。
2,495ドルもするし、しかも、電子レンジくらいの大きさがある。
いろんなことを、本気でやるならこれがいいかもしれない。

Norwalkと比較したら、もっともっと安いものもあるけれど、それで
も高いし、我が家では激しく使いにくそう。

日本のメーカーは作ってないみたい。

メジャーどころのメーカーでも見当たらないなぁ…。

となると、手の届くものでは一社しかないよ?

うーん…。

それほど良い物なら、世界中のメーカーで作ってるよね?

それじゃぁ、これで作るとどれくらい酵素の量が違うのか、高速低速の
酵素の量の比較データを探してみたが、これがまったく見当たらない!

なんだか、怪しい話になってきた(笑

酵素は48度で死ぬらしいけれど、高速回転のジューサーで48度になる
の? それって、ホットジュース?
酵素がしんじゃうのって、そういうものなの?

とはいえ、
眉唾で非科学的なもののトップスター マイナスイオンくんも、確かに
ドライヤーでは違いがわかるしなぁ。

うーん、、、、
なんだかなぁ。


その一社の商品は、縦型なので省スペース、デザインも一般的なものよ
りもいくらか良い、低速なので音が静か、低速なのにしぼるスピードは
早い、材料を入れるのも楽、と、1点を除いてはかなり良い感じなのだ。
値段は高いけれど、まあ許容範囲。

でも、どうにも譲れない1点はその企業の国籍が…。

もちろん、酵素の話は本当かもしれない。
この低速カッターの技術で特許も取っているから、他社が作れないと書か
れた掲示板を見かけたけれど、特許料を支払って作られている製品は普通
にあるのに、どこも手を出さないのはなんで?って、思うのよ。
もちろん、それほど売れないから手を出さないという経営判断もあるかも
しれないけれど、なんだか、変な感じ。

これが本当だとしたら、ちゃんとデータをだせばいいのに。
国内のなんとかって機関のなんとか証みたいなPDFを見かけたけれど、
嘘をつく事に何の抵抗ももたないひとたちだし。

データもだせずに酵素が壊れないんです!なんて言われてもわからん。
理屈は正しくても、これがその通りの機能を持っているかは、まったく
わからないからねぇ。

ジューサーを探すのは初めてなので何が何やらだったんだけど、YouTu
beで実際に使っているところの絵がたくさんあがっていて、とても参考
になった。

今のところ、パナソニックが第一候補だけど継続検討課題。
わたしの仕事が決まって朝が忙しくなる前に購入すればいいかなぁ。

と、これが昨日までの話。

そして、今朝、こんどはOISIXのにんじんに、生のリンゴではなくてトロ
ピカーナ100%(濃縮還元)アップルジュースを足してみたら、

これが、もう、激しくまずい…。
おいしくないではなくて、まずい。

アップルジュースの添加物?なケミカル風味が、にんじんの青臭さ(あれ
がβカロテンなのね!)を倍増させてるし!
残念ながら企画倒れ。低温貯蔵でも、生のリンゴにはかなわないのね。

ところで、いつからカロテンになったの?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
norwalkと他のジューサーの比較です。(英語)
http://www.hacres.com/pdf/documents/other-juice-extractor-comparison-2007.pdf

上記の記事を見つけたのは、アメリカのアマゾンの掲示板で、norwalkに替わるジューサーを探しているという質問へ回答しているL. Boltonさんのリンクから。
http://www.amazon.com/Alternatives-to-Norwalk-Juicer/forum/Fx1VL0GDVIHS1HT/Tx34UCAZAFY07JT/1?asin=1575666286

しのぶ さんのコメント...

半年以上も前にコメントをいただいたのに、
気付かずにごめんなさい。

このレポートも読みました。

元記事の

>もちろん、酵素の話は本当かもしれない。

は「この機種の宣伝文句」について話しています。


本気でやるのなら、Norwalkがベストな選択でしょう。
でも、我が家には置く場所がなく(これは重要な問題)、
それにこんな高価なものはいくらなんでも難しい。

この記事を書いた当時、
小さくて手ごろな価格の低速ジューサは1社しかみつけられず、
その製品についてのこのレポートのような検証結果はなにも
見つけられませんでした。
(日本語と英語しか探していないので、他言語ならあるかも)

80回転は一般的なジューサーと比較すれば低速ですが、
得られる酵素の量は?というのがさっぱりわからなかった
のです。

今は日本のメーカーも出していますが、とても似ています。
OEMかなにかなのでしょうか。

各メーカーは開発時に検証しているはずですし、それを元に
Norwalkのようなレポートをだしてくれるといいですね、と
思います。