某氏から、さっぱりわからないとツッコミがはいったので、
説明してみると、
---かめ
TortoiseSVN(とーたすえすぶいえぬ)とは、SubVersionという
バージョン管理システムのクライアント用ツールです。
WindowsだとエクスプローラライクなGUIでrevision管理が
簡単にできますよ。margeさせるツールもありますぜ、なんて
ものです。
とくにチームで作業しているひとには、便利なものですね。
---古いはがき
漱石が野上豊一郎、弥生子に宛てて書いた猫の死亡通知です。
1908年9月13日。はがきは9月14日付け。
全文を見つけました。
辱知猫儀久々病気の処、療養不相叶、昨夜いつの間にかうらの
物置のヘッツイの上にて逝去致候。埋葬の儀は車屋をたのみ箱
詰にて裏の庭先にて執行仕候。但し主人「三四郎」執筆中につ
き、御会葬には及び不申候。以上 九月十四日
--
ようやく、
父に、てるさんのことを知らせるはがきを書きました。
「てるさんが、」の後を続けられなくて…。
「死んだ」とかくのは生々しくて無理だった。
何しろ、父は、正しくない言葉遣いが大嫌いで、
新聞社にも誤用を指摘した手紙を送るようなひとなのです。
手紙に「猫が " 亡くなり " ました 。」 などと書こう物なら、
目にしたとたんに卒倒しちゃうか、
「国語の勉強」と書いた長い返事が届くことになるでしょう。
そんなわけで、父の手紙には漱石のはがきから引用し、
「久々病気の処、療養不相叶、逝去致候」
と書きました。
文字は文字でしかないのに「死」という事実の文字は、
とても重く、繰り返し頭の中で練習したのに、
結局、文字にすることはできませんでした。
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