オットがお休みなので、
4日ぶりにベッドで寝ようかと思い、お昼を食べてからベッドに入ったのだけど、
荼毘に付すときに、好きだったご飯や、お気に入りのベッドや、おもちゃなどを
入れてあげるものだけど、
考えてみたら、姫さまの好きな物は、何もないことに気づいた。
ごはんも、腎臓ケアは、いやいや食べていた。
唯一のお気に入り、モンプチプレシャスの、最後のひと缶は、
土曜日にあけて、残りが冷蔵庫に入っている。
目が見えなくなってからは、おもちゃで遊ぶこともなかったし、
ベッドは、ひとのソファやベッドで一緒に過ごしてきた。
ソファーとセットのオットマンは、
彼女専用の座布団タイプのホットカーペットをおいてあったので、
冬は彼女用の場所だったけれど、まさか、それを入れる訳にはいかない。
真冬に備えて、わたしのフリースのプルオーバを改造して、ほこらを作って、
姫さまも、ここは暖かい、と慣れてきたところだったのだけど、
それも、入れる訳にはいかないでしょう。
ベッドルームのドアには、猫ドアがつけてあって、
それほど、苦労せずに使ってくれるようになったし、
目が見えなくなってからも、上手に使っていた。
たまにしっぽがはさまってたけど。
腰が悪いのがわかってからは、ベッドが高いので、踏み台になるようなものを
置いてあって、春秋は、留守番している間は、そこによくいたみたい。
ベッドの、枕タオルも爪がひっかかって、ぴーって糸が出ていて、
わたしたちの枕の間の隙間も、姫さま用にぬいぐるみで埋まっていて、
タオルケットも盛大に糸がでちゃってるし、
もー、全部、なにからなにまで、毛だらけ。
至る所が姫さま仕様になっていて、泣いちゃって、結局、眠れなかった。
あんなところで、ひとりじゃ眠れないよ。無理。
1時間くらいがんばってみたけれど、だめだったので、結局リビングにもどる。
14:40 嘔吐。白いろ。
19:00 嘔吐。鮮やかな黄色。
立てない。
座っていることもできない。
フリースにくるんでずっと抱っこしている。
何もないと、いろんなことを考えてしまうので、
買ったきり、封も開けていなかったWall Eを見る。
姫をだっこして、体の上に手を置いていると、
心臓のどきどきが伝わってきて、安心する。
ときどき、体を動かすので、見ると、よだれをだして、
気持ち悪そうにしている。
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