11.17.2009

具合悪し(15)

オットがお休みなので、
4日ぶりにベッドで寝ようかと思い、お昼を食べてからベッドに入ったのだけど、

荼毘に付すときに、好きだったご飯や、お気に入りのベッドや、おもちゃなどを
入れてあげるものだけど、
考えてみたら、姫さまの好きな物は、何もないことに気づいた。
ごはんも、腎臓ケアは、いやいや食べていた。
唯一のお気に入り、モンプチプレシャスの、最後のひと缶は、
土曜日にあけて、残りが冷蔵庫に入っている。
目が見えなくなってからは、おもちゃで遊ぶこともなかったし、
ベッドは、ひとのソファやベッドで一緒に過ごしてきた。
ソファーとセットのオットマンは、
彼女専用の座布団タイプのホットカーペットをおいてあったので、
冬は彼女用の場所だったけれど、まさか、それを入れる訳にはいかない。

真冬に備えて、わたしのフリースのプルオーバを改造して、ほこらを作って、
姫さまも、ここは暖かい、と慣れてきたところだったのだけど、
それも、入れる訳にはいかないでしょう。

ベッドルームのドアには、猫ドアがつけてあって、
それほど、苦労せずに使ってくれるようになったし、
目が見えなくなってからも、上手に使っていた。
たまにしっぽがはさまってたけど。

腰が悪いのがわかってからは、ベッドが高いので、踏み台になるようなものを
置いてあって、春秋は、留守番している間は、そこによくいたみたい。

ベッドの、枕タオルも爪がひっかかって、ぴーって糸が出ていて、
わたしたちの枕の間の隙間も、姫さま用にぬいぐるみで埋まっていて、
タオルケットも盛大に糸がでちゃってるし、
もー、全部、なにからなにまで、毛だらけ。

至る所が姫さま仕様になっていて、泣いちゃって、結局、眠れなかった。
あんなところで、ひとりじゃ眠れないよ。無理。
1時間くらいがんばってみたけれど、だめだったので、結局リビングにもどる。

14:40 嘔吐。白いろ。
19:00 嘔吐。鮮やかな黄色。

立てない。
座っていることもできない。

フリースにくるんでずっと抱っこしている。

何もないと、いろんなことを考えてしまうので、
買ったきり、封も開けていなかったWall Eを見る。

姫をだっこして、体の上に手を置いていると、
心臓のどきどきが伝わってきて、安心する。

ときどき、体を動かすので、見ると、よだれをだして、
気持ち悪そうにしている。

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