ありがとう

04:40 吐血
ぐるぐると怒るようになく。
てるの心臓が止まったかと思った。
オットが胸に耳をあてて聞いて、大丈夫、動いてると言った。
05:10 前回と同じく、ぐるぐると怒るようになく。
おしっこをしているのに気づく。
ぬれたタオルを変えようとしたら、動きが激しくなった。
吐血する。かなり苦しそう。
05:15 息を引き取る。

最後は少し苦しくて、それがかわいそうだった。

目を閉じて、お口の周りもきれいにして、
手足も、長くてビューティフルだったしっぽの形も整えて、
きれいなタオルにくるみなおす。

フリースにくるんで、ソファーの真ん中に寝かせて、
オットと3人で川の字になって眠る。

何度見ても、ほんとうに、眠っているようにしか見えない。
胸元が呼吸で上下していないのが、嘘みたい。

てるさん、ありがとうね。
よくがんばったね。

常識的な時間になるのを待って、
chiyoちゃんと兄にメールして、
お世話になった病院と、火葬場には電話をした。

土曜日から、今も、ずっと一緒にいて、
てるさんにはお礼もいったし、ちゃんとお別れもしたので、
今日、16:00　荼毘に付します。

一緒にいれる、写真を探していて、
あまりにもひどい写真ばかりで、オットとふたりで泣きながら大笑いする。
なかなかみんなが良い写真というのがないね。
かろうじて、3人でうつっているのを1枚選んで、
てるとわたしがふたりでうつっている、今年の誕生日の写真も選んで
プリントアウトする。

さて、てるさんに持たせる、お弁当を作らねば。